第36回 Heavy Ion Cafe(拡大版)「高エネルギー原子核衝突反応のダイナミクス」

Asia/Tokyo
Bldg. 6, Rm. 202 (上智大学)

Bldg. 6, Rm. 202

上智大学

Hirano Tetsufumi, Nara Yasushi, ShinIchi Esumi (Univ. of Tsukuba), Taku Gunji (CNS, Univ. of Tokyo)
Description

高エネルギー原子核衝突実験を中心に、高温高密度状態におけるクォークグルーオンプラズマの物理について、オープンな議論や情報交換を行う場としてHeavy Ion Cafeを企画、開催しております。

今回は拡大Heavy Ion Cafeとして、研究会スタイルで開催いたします。

多くの方のご参加をお待ちしております。

拡大Heavy Ion Cafe研究会世話人:
江角晋一(筑波大)、郡司卓(東大CNS)、平野哲文(上智大)、奈良寧(国際教養大)

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参加申し込み(hirano_at_sophia.ac.jp 宛、6月15日締め切り)
下記の情報をお送りください。
※コーヒーブレイクの準備や懇親会情報の提供のためにご協力お願い致します
※講演募集の予定はありませんが積極的に話題提供を希望する方はその旨お知らせください。
お名前:
所属:
メールアドレス:
懇親会:参加 不参加 未定
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*** 第36回 Heavy Ion Cafe(拡大版) ***

---高エネルギー原子核衝突反応のダイナミクス---
https://www.facebook.com/heavyion.cafe

高エネルギー原子核衝突反応を用いたクォークグルーオンプラズマ(QGP)の研究はQGP発見のステージからQGP物性物理を展開するステージへと移行しつつあります。

この研究分野が始まって以降、衝突して生成された物質がどのようなダイナミクスを経るのか?更に、それらをどのようにプローブするのか?については常に多くの議論がなされてきました。近年ではRHICやLHCの衝突エネルギーにおける陽子ー陽子衝突や陽子ー原子核衝突反応のような小さい衝突系でQGPが創られたかどうかを、系の時空発展に注目することで多くの議論や解析がなされています。また、RHIC Beam Energy Scan プログラムでは、衝突エネルギーを走査することで、QCD物質の臨界点を探索しており、臨界点近傍のダイナミクスの記述が急務になります。また、ジェットがQGP中を通過する際のジェット構造の変化とQGPへのエネルギー運動量流入による集団運動の現れのように異なるエネルギースケールを同時に記述することで初めて理解が進む現象も見られます。

物性研究を始める足掛かりとしても、様々な衝突エネルギーや衝突核種による反応のダイナミクスを、広い運動量領域で精密に記述することが肝要です。

本会合ではこれらの研究の最前線を議論します。

日時:2019年6月22日(土)9:30~17:30
      6月23日(日)9:30~17:30(終了時間は予定)
場所:上智大学四谷キャンパス6号館202室
https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html
※当日は正門よりお入りください