Conveners
Session 6: RI beam and heavy elements
- Futoshi Minato (JAEA)
Yoshihiro Aritomo
(Kindai university)
10/02/2023, 16:10
重元素・超重元素領域における中性子過剰核に関する研究は、新元素合成、
rプロセス、多核子移行反応などの研究分野においても重要度が増している。さらに超重元素領域に存在すると予測される「安定な島」への到達においても中性子過剰核の利用は不可欠であり、中性子過剰核の生成確率の評価が必要である。現在、重イオン融合反応等で形成された複合核が、蒸発残留核として生き残る確率の評価は、標準的に「統計模型」が使われている。非常に微小な確率を扱う場合、また計算時間の関係から「統計模型」の利用は最適である。
しかしながら、超重元素領域の中性子過剰核において、「統計模型コード」の計算で異常値の出現がみられた。計算で使用するP....